防水工事で安い業者への依頼は注意が必要?

屋上防水

家を建てる際にもメンテナンスをする際にも、常に重要な要素である「防水工事」ですが、専門知識のない方にとって、なかなかハードルの高いものでもあります。

実際には業者に任せることにはなりますが、ある程度の知識を持っていた方が、スムーズに話が進むのは間違いありません。

施工の工法や価格なども様々です。

適切な業者に適切な施工をしてもらうために、少し知っておくことも大切です。

防水工事の重要性

 

雨水は建物にとって大敵です。

建物には必ず隙間ができ、木やコンクリートは水を透過させます。

この雨水が、柱などを腐食させてしまいます。

木造の場合には、ハリや柱を腐食します。

コンクリートの場合には成分が流れ出し、鉄骨の錆にも繋がります。

何れにしても建物の強度が著しく低下し、寿命を縮めてしまうのです。

このようなことからも、「防水工事」は建物を長く維持していくためには不可欠であり、重要なポイントなのです。

防水工事の工法

 

防水工事には、「密着工法」と「絶縁工法」の二種類の広報があります。

それぞれに長所と短所がありますが、施工箇所や用途に応じて施工することが大切です。

「密着工法」はその名の通り、下地と防水層が密着しているという工法です。

長所としては、後期が短いこととコストパフォーマンスが高いということが挙げられます。

下地層に直接ウレタン樹脂を塗布する方法や、防水シートを接着剤で下地に密着させる方法がありますが、短所としては下地層に干渉するということがあります。

下地層のひび割れなどにより、防水が切れてしまうことがあります。

しっかりと密着できていなければ効果が低下する、ということもあるのです。

二つ目の後方に「絶縁工法」があります。

下地と防水層の間にもうひとつ層を挟むことで、下地に干渉されず長期間の効果が期待できます。

後期にゆとりがあり、密着工法よりもコストがかかりますが、長期的に見るとこちらの方がおすすめという見方もあります。

施工業者の選び方

 

施工業者を選ぶ、ということは非常に重要です。

安いに越したことはありませんが、しっかりとした施工が施されていなければ、どんなに安く仕上がったとしても意味がありません。

防水工事を私たちが発注する際には、リフォーム会社経由の場合、ハウスメーカー経由の場合、もしくは、塗装業者や防水業者へ直接依頼する、というパターンになります。

リフォーム業者やハウスメーカーは防水工事を下請けに依頼しますので、結果マージンが発生するため少し割高になりますが、家の特性によって適切な施工を受けられ、全てを任せられ窓口になってくれるので安心感があります。

塗装業者や防水業者に直接依頼するとマージンも省かれ、費用を抑えることができます。

専門業者であるためスキルは高いのですが、業者選びが重要です。

施工見積もり、実績、自社施工か担当者の印象、資格保有者かアフターサービスなどをチェックし、できれば相見積もりを取ると良いでしょう。

まとめ

 

どのような業者にも言えることですが、安くて素晴らしい仕事をしてくれる会社もあれば、そうでない業者もあります。

良い業者を探すのは難しいのですが、しっかりと下調べを行いましょう。

見えない箇所でもあるので、慎重に業者選びをすることが大切です。

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