コーキングはサイディングやALCパネルなどの目地に充填したり、モルタルのヒビ割れを補修したりする際に使われています。
コーキング工事は定期的な施工が必要ですが、外壁の塗料とは別個で費用がかかります。
費用は工法によって変わりますので、事前にしっかり確認しておきましょう。
コーキング工事の費用相場
コーキング工事にかかる費用は、打ち替えの場合は1メートルあたり700~1,200円、増打ちの場合は500~900円です。
これに加えて、足場費用として15~20万円ほどかかるので注意しましょう。
仮に150メートルコーキング工事を行った場合、トータル費用は225,000~380,000円になります。
もちろんお住まいの規模によって費用は変わりますが、30万円前後はかかると考えた方が良いでしょう。
コーキング工事の費用を節約するなら、工法をしっかりと決めておくのがおすすめです。
もしタイミングが合う場合、外壁塗装の際に同時施工してもらうのも良いでしょう。
同時に施工すれば、足場を2回組まなくて済む分、費用を抑えることが可能です。
打ち替えと増し打ちの違いとは?
コーキング工事の工法は、大きく分けて打ち替えと増し打ちの2種類があります。
打ち替えは打ち直しとも呼ばれる工法で、古いコーキングを全部取り除き、新しくコーキングを打ち直すのが特徴です。
コーキングを新しいものにできますので、コーキングした部分の耐久性が高まります。
一方の増し打ちは、古いコーキングの上から新しいものを打つ工法を言います。
古いコーキングに重ねて打つため、その分だけ費用相場は安くなっています。
ただし、長い目で見た場合は打ち替えした方が良いでしょう。
増し打ちは費用が抑えられる一方、打ち替えに比べてコーキングの耐久性が低下します。
すぐに再工事が必要になりますので、長期的に見ると費用が高くなる可能性があります。
コーキング工事のタイミングは?
コーキング工事のタイミングで迷った時は、前回の工事からの経過年数で判断しましょう。
コーキングの耐用年数は5~10年で、それ以上経過すると劣化が進んでしまいます。
そのため、10年以上経過したものは打ち替え・増し打ちが必要になります。
外壁塗装に合わせて工事するのもおすすめです。
タイミングを合わせておけば、別途コーキング工事を依頼する手間を省けます。
まとめ
外壁のコーキングは少しずつ劣化し、やがて隙間ができてしまいます。
そのまま放置すると隙間から雨水が入り込んでしまうため、雨漏りを引き起こす恐れがあります。
住まいを維持するためにも、定期的なコーキング工事を行いましょう。