トップコート防水とは?知っておくべきその役割と必要性を解説

トップコート

大切なマイホームを雨漏れ被害から守るためには防水工事が欠かせません。

防水工事には様々な種類がありますが、その中でも特に重要なのがトップコート防水です。
ここではトップコート防水の役割、必要性について解説していきます。

トップコート防水とは

外壁塗装、屋根塗装の工事見積を取った際に、「トップコート防水塗装」という項目が入っていることがあります。
トップコートとは防水層の表面にある層を指しています。
防水工事にはウレタン防水、シート防水、FRP防水など様々な工法があります。

それらは全て、木下地、モルタル下地などの下地に対して防水層を施工していきます。その防水層を紫外線などから守るために、トップコートを塗装して完成させます。

このトップコートが劣化していると、防水層が劣化し、防水効果が切れてしまう原因になります。
トップコートは防水層を守るために施工されているのです。

トップコートの種類とは

トップコート防水には、外壁塗装などと同様で種類があります。
主に使用されるのは2種類、アクリルウレタン系とフッ素系です。

アクリルウレタン系トップコート

主に使用されるのがアクリルウレタン系のトップコートです。
外壁や屋根にもよく使用されるアクリル系の塗料で、弾性の高く密着性の良い塗料です。
8~10年程の耐久性があります。

フッ素系トップコート

フッ素系の塗料は非常に耐久性高い塗料です。
塗膜としての耐久性が高いだけでなく、遮熱性能も持っており、より防水層が劣化しづらい状況を作ることが出来ます。
15年前後の耐久性があります。

トップコートの劣化状況の見極め方とは

トップコートは経年とともに劣化していくものです。
劣化しているのを放置しておくと防水層が切れてしまう恐れがある為、しっかりとメンテナンスを行い防水層を守りましょう。
ではトップコートが劣化しているのを見極めるにはどのようにすればよいのでしょうか。
いくつか方法があるので紹介していきます。

チョーキング現象を確認する

塗膜は劣化することで白亜化し、粉上になるという特性があります。これをチョーキング現象といいます。
確認する際はトップコートを指で撫でてみてください。指先が白くなれば劣化が進んでいる証拠です。

剥がれや浮きがある

トップコートは経年とともに粘着力が弱まり、浮き上がったり、表面が剥がれてパリパリになります。手ではがせるほどになっていると、かなり劣化が進んでいる状態なのですぐに塗り直しが必要です。

まとめ

トップコートのメンテナンスは防水層の工事並みに重要度の高い工事です。
しっかりとメンテナンスを行うことで防水層を劣化から守り、大切なマイホームを雨漏れから守りましょう。

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