FRP防水について徹底解説!

FRP防水

「防水工事を行いたいけど、どんな防水工事が良いのか分からない」
そんな方におススメしたいのが『FRP防水』です。

ここではFRP防水の「特徴、メリット、デメリット、価格、耐久性」などについて徹底解説していきます。

H2:FRP防水とは?

 

FRPという言葉を耳にしたことがあるかたも多いのではないでしょうか。
浴槽、自転車、鉄道、人工衛星など、住宅関係以外にも様々なところで使用されるのがFRPです。
FRPとはFiber Reinforced Plasticsの略で強化繊維プラスチックのことです。
防水工事の種類の中では比較的歴史の浅い工法ですが、貯水槽やプールなどにも使用されるほど、非常に強靭な効果を持つ工法です。

メンブレン防水に得られる効果

 

FRP防水はメンブレン防水といわれる施工方法です。
メンブレンとは「膜」という意味です。
防水箇所にFRP繊維シートを施工し、その上にポリエステル樹脂を塗布することで仕上げていきます。
樹脂を塗布することにより仕上げる為、ベランダや屋上のように勾配があり複雑な形状に対しても密着させることが出来ます。

FRP防水のメリット・デメリットとは?

 

<メリット>

継ぎ目のない仕上がり

シート防水などは素材自体の継ぎ目がある為、隙間から水が侵入したり剥がれるという懸念があります。
対してFRP防水はメンブレン防水により継ぎ目のない仕上がりにすることが出来ます。
また、メンブレン防水のメリットとして、その施工の柔軟性です。
屋上やベランダなどは、水はけをよくするために勾配がつけられていたりしていますが、
そのような形状にも柔軟に対応することが出来ます。

軽量

FRP防水に使用される強化繊維プラスチックは重たいイメージがあるかもしれません。
しかし約3kg/㎡と、金属屋根よりも軽く、非常に軽量です。
建物への負担が少ないというのも安心なポイントです。

腐食しない

FRPはプラスチックの為、腐食することがありません。
しっかりとメンテナンスをすることで長年使用し続けることが出来ます。

 

<デメリット>

施工下地を選ぶことがある

FRPは非常に強靭な素材であるうえ、伸縮性がないという特徴があります。
木造住宅のように伸縮や動きのある素材が下地になる場合、伸縮に耐え切れず割れてしまうという恐れがあります。

FRP防水の価格はどれくらい?

 

FRP防水の価格は¥10,000~¥15,000/㎡程です。
他の防水工法に比べると高価ですが、効力や実績は間違いのない工法です。

<FRP防水の耐久性>

FRP自体は25~30年と非常に耐久性の長い素材です。
しかし表面の塗装(トップコート)は10~15年で塗り替える必要があります。

まとめ

 

FRP防水は非常に強力な防水で、住宅以外にも様々なところで使用されるほどの信頼性を誇ります。
少し価格が高い面はありますが、大切なマイホームを守るためには決して高過ぎることはありません。

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