「防水工事を行いたいけど、どんな防水工事が良いのか分からない」
そんな方におススメしたいのが『ウレタン防水』です。
ここではウレタン防水の「特徴、メリット、デメリット、価格、耐久性」について徹底解説していきます。
ウレタン防水とは
ネット記事や広告などでも見かけることの多い「ウレタン防水」
ウレタン防水は日本の住宅において最も使用されることの多い防水工法です。
また、50年以上前から使用され続けている防水工法で、歴史も長く実績も豊富な工法です。
「ウレタン」という素材は車のタイヤや接着剤など、様々な製品に使用される素材で、【高耐久性・弾力性】というイメージも強いのではないでしょうか。
ではそのウレタンを使用した防水工事とはどのような防水工事なのでしょうか。
ウレタン塗膜防水工法
ウレタン防水とは別名、ウレタン塗膜防水工法と呼ばれます。それは塗装工事の一種だからです。
一般的な塗料に比べ粘度が高いウレタン防水塗料を施工部に塗布していくという工法です。
専用の刷毛や工具を使用し、均一な厚さに揃えながら塗布していくという、非常に技術を要する工法でもあります。
ウレタン防水は15年ほどの耐久性があります。
また再度防水工事を行う際も、重ね塗りが出来る為、メンテナンス性が非常に高い防水工法です。
ウレタン防水のメリット・デメリットとは?
<メリット>
継ぎ目のない仕上がり
ウレタン防水最大のメリットは継ぎ目のない仕上がりになることです。
ウレタン防水は液体を塗布していく為、一切の継ぎ目が無い仕上がりになります。
素材自体に継ぎ目がないことで、剥がれたりクラックが入ることが少ないという効果があります。
複雑な形状に施工できる
ウレタン防水は液体を塗布することで仕上げる為、様々な形状に対し施工が行えます。
屋上やベランダなどは、水はけをよくするために勾配がつけられていたりしています。
そのような形状にも柔軟に対応することが出来ます。
非常に軽い
3mm程度の塗装防水ということもあり非常に軽量なのもウレタン防水の特徴です。
建物への負担が少ないというのも安心なポイントです。
メンテナンス性が高い
他の防水工法でメンテナンスを行う場合、防水膜を撤去・交換する必要がありますが、ウレタン防水は重ね塗りすることが出来ます。
その分価格や工事期間を抑えることが出来ます。
<デメリット>
工事期間が長くなる
粘度の高いウレタン塗膜は乾燥に時間がかかります。
FRP防水などは即日完了するのに対し、ウレタン防水は4~5日掛かります。
雨が降れば施工できないということもあり、工事が行えるタイミングが限られてしまうというデメリットがあります。
ウレタン防水の価格はどれくらい?
ウレタン防水の価格は¥3,000~¥5,000/㎡程です。
塗装前に下地が劣化していたりする場合は補修を行う必要がある為、注意が必要です。
下地の状態によって価格は変わるため、正確に知るためには、見積もりを取る必要があります。
まとめ
ウレタン防水は歴史も長く実績豊富な防水工法です。
様々なケースに対応でき、メリットも非常に多い工法なので、防水工事に迷っている方に非常におすすめです。